3-B01 ゲームを用いた自動点眼システムの実装と検討
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3-B01 ゲームを用いた自動点眼システムの実装と検討
森谷 美羽(津田塾大学),栗原 一貴(津田塾大学)
目の乾燥や疲れなどがあった場合,目薬をさすことで緩和されることがある.しかし,点眼が苦手な人は一定数存在している.そこで本研究では,ゲームをしながら自動で点眼ができるシステムを提案する.本システムはobniz Board,それによって制御されるDCモータ駆動ポンプとボタン,スマートフォン上で使用するWebアプリケーション等で構成されている.本システムはゲームが持つプレイヤを引き込む特性を活かし,ゲームプレイ中に点眼することで被点眼者の心理的負荷の軽減を目指す.さらに,点眼のタイミングの異なる3つのゲームルールを用いたユーザスタディを行うことで,ゲーム中の点眼液の噴射がプレイヤに与える心理的影響を明らかにし,点眼の心理的負担を軽減するための方法や点眼のエンタテインメント化に関する検討を行った.その結果,ゲームルールによってプレイヤの感じる点眼の快・不快度合いが異なることと,ゲームを用いることで点眼への意識を逸らすことができる可能性が示唆された.